その正体は、『魔貴族』である妖狐。厳密にはその分け身の一つである。
正体発覚後はパートナー一覧の肩書も騎士団長から妖狐に変わる。
『暴君』らほどではないものの強大な力を持ち、本体は幾つもの国を傾かせたこともあるほど淫魔だが、転生の度に一度力が落ちてしまうという性質がある。
このため「レベルイーター(せいをかりとるもの)」で力を無差別に奪い、奪った力を「水竜の宝珠」に蓄積して吸収することで力を取り戻そうとしていた。
遺跡の調査強行も、深部でつながっている冥界からレベルイーターを回収することが目的である。
だが魔剣であるレベルイーターの使い手にネルエーデを選び、かつファモス村に主人公が帰って来たことが運の尽き。
主人公LOVE一筋のネルエーデにレベルイーターで派手にぶった斬られたことで甚大なレベルダウンを起こし、不埒な村人に追われているところを宝珠狙いで追ってきた主人公に救出された。
幻を見せる妖術と魅了に長けた淫魔であり、聖騎士団はネルエーデを除き丸ごと妖術で引き込んだもの。
このためサブリナ失踪後の聖騎士団は自然分解となり、元団員にはサブリナ自身を思い出せないものすらいた。
ただし「女性の騎士団長」が存在した事実は記録として残ったため、結果的にシルドリアの騎士団長就任への足がかりとなっている。
最終的に駐屯地がヘレーリオにより丸ごと買収された後は、シルドリアら事情を知る関係者を除く兵士らに再び妖術をかけ、今度は「サブリナは旅の女騎士」という誤認により強引に日向の道を歩けるようにした。
このため、クリア後は駐屯地のサブリナの部屋にも再び姿を見せるようになる。
なお無差別に魅了を行う体質の副次効果か、サブリナの周辺にいるとケモ耳化が起きてしまう。
サブリナは騎士団長時代から酒場に入り浸り、救出後は旅人の宿に泊っていたため、酒場の主であるウェダルテに影響が出ている。
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